2023年4月の第31回アフリカ教育学会で第3代会長を拝命した小川啓一です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)もようやく終息し、再びフィールド調査に出かけられるようになりました。コロナ禍において、アフリカでも多くの学校が閉校し、授業が滞る困難な状況に現地の子どもたちや教師は遭遇しました。そして今、その困難な状況を乗り越えて再び世界は「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて歩みを継続しています。
本学会の特徴として、年2回(春と秋)の学術大会に加え、比較的大学院生が多く在籍していることがあげられます。近年の学会発表では、調査手法の広がりに加え、調査地や調査対象者も多様になっています。けれども、我々が知ることができているアフリカの人びとや教育の課題は未だほんの一部であることも事実です。これからも積極的にフィールド調査に出かけ、得られた知見を学会や論文等で共有することにより、アフリカ諸国に対する理解が一層深まることを期待します。
アフリカ教育学会は比較的小さな学会であり、潤沢に予算もないことから、学会員の手作業によりホームページやジャーナル刊行等の運営が行われています。日頃からの皆様の温かいご支援に、心より感謝申し上げます。今後とも皆さまのご協力を賜りながら、本学会の一層の発展を目指し、尽力していきたいと思います。
最後に、アフリカの教育分野に関心を寄せる研究者、実務家、そして政策立案者の皆様。私たちと共に、最先端の研究に取り組み、充実した議論を交わしませんか。皆様のご入会をお待ちしております。
アフリカ教育学会 第3代会長 小川啓一